2022日本大学大学院 新聞学研究科デジタルパンフレット
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■■ 教育課程の編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)【博士前期課程】大学院新聞学研究科は、大学新聞学研究科博士前期課程ディプロマ・ポリシーに適う人材を養成するため、体系的なカリキュラムを編成し実施する。また、各科目における教育内容・方法、成績評価方法及び評価基準をシラバス等で明示し、学生に周知した上で、実施する授業形態に即し、公正かつ厳正に評価を行う。【博士後期課程】博士後期課程では、我が国のみならず、国際的な研究水準を具備し、以て世界中に教育・研究の場を獲得しうる人材養成を目標とする。この目標を達成するために、本研究科の博士後期課程では、一方では、指導教員による個別指導の下に、学生個々人の専門領域における研究を集中的に深める「特殊研究」及び「特殊演習」科目を設置する。他方では、これに加えて特定の専門領域を複数教員の参加によって幅広く多様な視点で検討する「合同演習」を設置する。従来大学院では、指導教員による個別指導が中心であったが、設置の趣旨に述べている如く、修了者がより幅広い知識を持って社会等で活躍することを企図している。そのために、複数の教員による指導体制を確立することもまた社会的な要請であることに鑑み、この合同演習を設置するものである。また、本学新聞学研究所の研究プロジェクトと連携する研究に参加することも可能である。研究所プロジェクトに参加することで、より研究志向的な各種調査手法と分析方法を体得し、自らの研究において利用するのみならず、他研究者や他の機関において実施された多くの社会調査の批判的解読や再利用も可能となる。修了の認定に関する方針教育課程の編成及び実施に関する方針構成要素(コンピテンス)能力(コンピテンシー)豊かな教養・知識に基づく高い倫理観〔DP-1〕・ 「ジャーナリズム」「メディア」「コミュニケーション」(以下、「新聞学」という)の総合的な知識から現代社会を捉えることができるとともに、多角的な価値観・倫理観からものごとを俯瞰することができる。〔CP-1〕・ 「ジャーナリズム」「メディア」「コミュニケーション」(以下、「新聞学」という)に係るセオリー(理論)、システム(制度)、ヒストリー(歴史)を学び、多角的な価値観・倫理観を持った修士課程における研究者としての視点を養成する。日本及び世界の社会システムを理解し説明する力〔DP-2〕・ 国際社会が直面している問題について、新聞学をめぐる学問的なバックグラウンドを持った視点により説明をすることができ、更に自身の意見をもって議論を展開できる。〔CP-2〕・ 学際性を意識した複数教員の教育により、国際社会が直面している問題について、新聞学をめぐる学問的なバックグラウンドを持った視点により説明をすることができ、更に自身の意見をもって議論を展開できる能力を養成する。論理的・批判的思考力〔DP-3〕・ 新聞学に関する基礎的事項を概説できるとともに、それらの知識を基に、学際的に考察し、論理的・批判的推論を行うことができる。〔CP-3〕・ 新聞学に関する基礎的事項を概説できる能力の養成及び、理論と実践を重視した教育により、学際的思考力を鍛錬し、論理的・批判的推論を行うことができる能力を養成する。問題発見・解決力〔DP-4〕・ リサーチギャップ発見の手法を身につけ、自ら研究テーマを設定できる。・ 適切な情報収集を行い、必要な情報に到達できる。・ 情報の解析・分析を行い、論理的な解決策を提示することができる。〔CP-4〕・ 研究の方法論やICTを活用した情報の解析・分析技術を指導する教育により、自ら研究テーマを設定し、リサーチギャップ発見の手法を身につけることができる能力と、適切な情報収集が可能な能力、解析・分析結果から、論理的な解決策を提示できる能力を養成する。挑戦力〔DP-5〕・ 社会システムの抱える課題を新聞学的な視点から問題設定し、将来を見据えて継続的に取り組み、自らの専門分野を活かした多用な手法で探究をすることができる。〔CP-5〕・ フィールドワークやワークショップなど、多様な形式の学びにより、自ら創意工夫を行い、探究することのできる好奇心と挑戦力を養成する。コミュニケーション力〔DP-6〕・ 研究者としてのプレゼンテーションや自らの書いたテクストを通じて、考えを的確に伝えることができる。また、他者の書いたテクストを論理的に把握することができる。・ 積極的に他者と交流し、人的ネットワークを広めることができる。・ 国内外においてコミュニケーションがとれる語学力と交渉力を身につけることができる。〔DP-6〕・ 他の教育機関との積極的な交流を目指し、研究報告・発表等の多様なプレゼンテーションの機会や、丹念なリーディング・ライティング教育を通して、新聞学における研究者として必要なプレゼンテーション能力及びテクスト把握能力を養成する。リーダーシップ・協働力〔DP-7〕・ 日本大学で育まれた「自主創造パーソン」としての自覚をもち、研究者もしくは高度職業人として、集団のなかで協働するとともに、切磋琢磨することができる。〔CP-7〕・ 社会・共同体のさまざまな活動の実態を、実務家によるケーススタディやフィールド・ワーク等を通して教育し、研究者もしくは高度職業人としての集団におけるリーダーシップ・協働力を養成する。省察力〔DP-8〕・ 学びながら自らの問題意識を発見し、自らの視野を広めることができる。・ 生涯にわたり、社会人としての自己を高めるとともに、その経験を、社会・共同体に還元できる。〔CP-8〕・ アカデミックワールドの標準に合わせることができる教育により、様々な場面において他者の考えを受け容れ、自己で昇華し視野を広げ、かつ、自らの考えをアウトプットできる能力を養成する。4

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