2022日本大学大学院 法学研究科デジタルパンフレット
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私法学教員インタビュー学生の知的好奇心に応え、同じ研究者として切磋琢磨していきたい私法学の分野で学ぶのは、民法や商法、民事訴訟法、労働法等々。守備範囲が広いのが特徴的です。例えば民法で取り扱うのも、相続、不動産、金融など多岐に渡るので、学生の関心も人それぞれでしょう。学部時代に学んだことをベースに、ある程度の方向性を持って進学しますが、研究を進めるなかで関心事が変化しても、各教員が柔軟に対応。修士論文は主査と副査、それぞれ専門分野を持った2名の教員が指導に当たり、学生が知りたい領域を共に突き詰めています。教員の私から見ても、学部の1年次・2年次の専門科目で初めて各法律の基礎を学び、何とか概要をつかめた上で、3年次・4年次のゼミとなるので、研究も十分掘り下げるには至りません。それに比べさらに一歩踏み込んだ研究ができるのが大学院です。対学生というよりも、自分と同じ研究者として接したいと思いますし、学生もそういった意識を持って講義に臨んでいます。私が幹事をしている学会の総会運営のお手伝いをお願いすることもあり、研究の最前線に接することができます。各法律が社会の中でどう活かされているのか、その本質に迫れるのが大学院での研究だと思います。都心の立地で、学内には蔵書数や設備が充実した図書館が、キャンパスの近くには神田神保町の古書街があり、文献検索や情報収集には事欠きません。「研究は情報が命」ですから、恵まれた環境を活かし、自分なりの知の世界を広げてほしいと思います。清水 恵介教授法学研究科私法学専攻教員紹介変更となる場合があります *印の付いている教員は博士後期課程担当者 青字は博士後期課程研究指導科目専門演習担当者民法民事訴訟法*大杉 麻美 教授小田 司 教授担当科目専門演習(民法)民法特殊講義Ⅰ・Ⅱ担当科目専門演習(民事訴訟法)民事訴訟法特殊講義Ⅰ・Ⅱ民事訴訟法研究明治大学法学部卒業、 明治大学大学院法学研究科博士前期課程修了、明治大学大学院法学研究科博士後期課程満期退学、札幌学院大学法学部、明海大学不動産学部を経て2018年より日本大学法学部教授、 日本家族<社会と法>学会監事 日本大学大学院法学研究科博士前期課程修了ドイツ・フィーリップス大学(マールブルク)法学部講師、日本大学国際関係学部専任講師、同助教授、日本大学法学部助教授を経て本学部教授Dr. jur.ドイツ・ヨハネス・グーテンベルク大学(マインツ)、比較法学会理事研究テーマ家族法研究テーマ民事訴訟の当事者、国際民事訴訟における諸問題**清水 恵介 教授杉本 純子 教授担当科目専門演習(民法)民法特殊講義Ⅰ・Ⅱ民法研究担当科目専門演習(民事訴訟法)民事訴訟法特殊講義Ⅰ・Ⅱ民事訴訟法研究日本大学法学部法律学科卒業日本大学法学部専任講師、同准教授を経て法学部教授弁護士、日本成年後見法学会常任理事、日本温泉協会学術部委員同志社大学法学部法律学科卒業同志社大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学日本大学法学部助教、同准教授を経て、法学部教授2016~2017年度 司法試験予備試験考査委員(民事訴訟法)2017~2018年 裁判手続等のIT化検討会委員日本民事訴訟法学会理事研究テーマ倒産法Dr. jur.研究業績等(教員紹介ページ)※「日本大学研究者情報システム」へアクセスします。大杉 麻美清水 恵介小田 司杉本 純子日本大学大学院法学研究科17

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