2022日本大学大学院 新聞学研究科デジタルパンフレット
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日本大学大学院新聞学研究科学生インタビュー学部時代、「災害時の避難行動の意思決定」をテーマに卒業論文を制作したのですが、その過程で、避難行動を促す最初の働きかけが災害報道であり、災害報道は研究分野として注目されてはいるものの、おざなりにされていると感じました。であるならば、自分がそれを追究しようと考え、新聞学研究科へ進学しました。入学後1年間は、指導教授である福田充先生をはじめ、多くの先生方からアドバイスを受けながら、どの学問領域に軸足を置いて現象を研究するかを固めることに費やしました。そして現在は、コミュニケーション論の中の心理学と情報行動という2つの分野を統合し、「警報による恐怖説得コミュニケーションモデルの構築」というテーマで研究に取り組んでいます。研究者志望なので後期課程にも進み、研究成果の政策化を目指してさらに深めていきたいと考えています。研究テーマが実際に世の中に起こっている出来事の中にあるのが本研究科の魅力。研究を通じて留学生たちとのつながりもでき、各専門分野の先生方から多角的な意見、助言をいただけることで広い視野や課題を乗り越えていく力が身につきました。災害報道としての警報が機能を果たすためのモデル構築を目指す新聞学研究科新聞学専攻博士前期課程2年本多 祥大さん日本大学危機管理学部卒業9

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