2022日本大学大学院 新聞学研究科デジタルパンフレット
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本研究科博士前期課程修了後、6年間地方公務員として、生涯学習や社会教育に携わり、講座の企画運営などを仕事にしてきました。結婚や出産を経験する中で、自分の働き方や生き方を見つめ直し、もう一度研究に携わりたい思いが強くなり、進学を決意しました。「メディアの機能と公共圏」をテーマに、「大人の学び」を介在としたコミュニティ形成とメディア利用について研究を展開したいと考えております。かつてアメリカで新聞が移民同士を繋げたように、メディアはコミュニティを形成し、維持するとの考えから、現在は「新聞縦覧所」や「コーヒーハウス」について研究しています。仕事に就いたばかりの頃は、学んできたことと仕事内容との隔たりを感じていましたが、業務の中で共通点を見つけたときに、とても興奮したことがこの研究のきっかけです。「人生100年時代」と謳われ、「学び直し」や「リカレント教育」が注目されていますが、労働市場からの要請が強く、教育の需要と供給の主体性が不明確です。私自身実践する立場でもありますし、幅広く解釈できるからこそ、研究対象をどこに絞るか、定義を明確にする必要があります。まだまだ手探り状態ですが、好きなことに取り組める楽しさを実感しております。新聞学研究科新聞学専攻博士後期課程3年瀬出井 小百合さん日本大学法学部卒業新聞学研究科博士前期課程修了社会経験と結びつけたテーマで 好きな研究に取り組む10

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